販売担当になった私が勧めていた香水

時は流れて、私は化粧品売り場に転職しました。
そこでは並行輸入の香水も扱っていました。
常時50種類くらい品揃えがあり、夏と冬にはフレグランスフェアなるものも開催して、そこそこ売れていました。

やっぱり売れ筋は、プールオムの方なんですけど、プールオムで香水の魅力にハマったお客様が2個めの香水をお買い求めにいらっしゃることも。

さて、何がいいかしら…
と、いうリクエストで勧めるのが、ローズエッセンシャル。

だって、男性も女性もみんなプールオムを付けていた時期があったんですよ。
そりゃローズエッセンシャルの方を勧めるでしょ!

ローズ、と付いているので、バラの超がつくほどフローラルな香りを想像するお客様も少なくありません。
お勧めすると、「あまり化粧品臭いのはちょっと…」と敬遠されます。

いやいやコレ、全然香りは強くないですよ!

そう、ブルガリの香水って、お茶ベースなので、あまり濃くはない。

例えばプールオムはダージリンティー、ブルガリ ブルーはジンジャーティー、オ・パフメはグリーンティという感じ。
それでもプールオムを調香した、名調香師ジャック・キャバリエ氏の感性で、ブルガリの宝石のように高級感のある香りに仕上がっています。

実際にテスターで嗅がせると、「あら、これなら平気そうだわ」と購入決定!

裏話としては、プールオムはなにもしなくても売れるけれども、他の香水は接客が重要だったのです。


一言でいうなら、上品な香り

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